レポートNO.11

 東京女子体育大学チームの登場です。ユニバーシアード大会銀メダル、全日本学生新体操選手権大会で優勝し、なんと59連勝となりました。先日行われた全日本選手権大会でも優勝という日本一の団体の演技になります。1年生が多く若いチームです。

今度は見事成功しました

 演技前には長谷川先生の説明がありました。団体の演技の魅力は5人が五つ子のように同じ演技をする同時性、また5人でなければ出来ない技を行う連携、協力。これが数多く演技の中に入っていることです。この同時性や連携がチームの独自性を生み、チームのカラーになっていきます。今度の演技は「クマンバチの飛行」というスピードの速い曲です。この曲に合わせて黄色と黒のレオタードを着用しスピードのある演技を行います。全てが一致した時に素晴らしい演技が生まれます。

 演技終了後にはキャプテンの菅生選手から今の演技はミスがあってしまったのですが、来年は全日本インカレ60連勝に向けて日々の練習を頑張っていきたいと思います。とお話がありました。頑張って下さい。

 長谷川先生から待ったがかかりました。皆さんに見せたい演技が失敗したのでもう一度そこをやるそうです。重ねたフープの中に一人が跳び上がり投げられたフープに両足を通すという演技でした。私達は気づかなかったのですが、何度も練習を重ねてきた選手や先生方にとってどうしてもやらなければならない部分だったのです。

 演技が始まるとそのスピードにびっくり。まるで早送りの映像を見ているようです。フープが投げられキャッチしたと思うと回転する。場所を移動したと思うとそこにフープが跳んでくる。そしてすごい回転のターンが続きます。集団としてのまとまり、個人の動きの素早さ。あっという間の演技時間でした。たくさんの拍手がありました。しかし・・・・

 佐藤選手の抱負です。今日はこのような演技会で演技が出来てとても幸せです。今月末に全日本選手権があるので、練習通り良い演技をして良い成績を残せるように頑張ります。応援お願いします。

 お忙しい中、会場には加山俊夫相模原市長さんが見えられました。

 演技は前方系のひねり宙返りが3回連続したところから始まり、前方の2回半ひねり、ロンダードから前方の2回宙返り、十字倒立、最後は後方3回ひねりで終了しました。それぞれの演技部分でたくさんの拍手を受ける素晴らしい演技でした。
 終了後には今日は少しミスがあったのでもっと練習して完璧な演技を目指しますと語ってくれました。具志堅先生からは完璧は難しいが目指して欲しい。これでいいと思ったら引退の時かも知れませんねとお話がありました。

 続いて佐藤巧選手によるゆかの演技です。佐藤選手はゆかの演技が得意で日本でもトップレベルの選手です。この日もゆかの演技のために具志堅先生が推薦し出場してくれました。

 具志堅先生の説明です。体操のローテーションはゆかが最初で次に鞍馬、吊り輪、跳馬、平行棒、鉄棒となります。脚力、支持力、懸垂運動を使いそれぞれの部位を平均して育てる順になっています。佐藤選手はゆかがたいへん得意な種目です。