平行棒の演技は出口諒財選手です。10歳から体操を始めました。解説の具志堅先生から過去世界選手権大会やオリンピックの個人総合優勝者はほとんどこの種目が得意です。出口選手もこの平行棒が得意ですとお話してくれました。
さあ新体操男子最後の演技者となります。ロープの演技者は田中透選手です。全日本選手権大会ではこの種目で6位に入賞しました。山田監督から男子は力強い演技が必要で、見所はすばやいロープの動き、強い決めの動作であることをお話しされました。田中選手はロープの流れが非常に良く、演技中ロープの動きが止まることなく操作されています。難度の高い演技ですがしっかりと演技をしてくれると思いますとのことでした。
演技は倒立から棒下宙返りひねり倒立や後方車輪から2回宙返りをするE難度のべーレという技が続きます。最後の着地は屈伸の後方2回宙返りがぴたりと止まりました。
その後具志堅先生がインタビューアに早変わりしてくれました。出口選手はこんなに大勢の前で演技することはあまり無いので、緊張してちょっと失敗しちゃったんですけど失敗を見せないように演技できて良かったです。と話しみんな笑っていました。
また今大学2年生ですが3年後のロンドンオリンピックでは金メダルが取れるように頑張りますので応援よろしくお願いしますとお話してくれました。
お話ではミスが目立っていい演技を皆さんにお見せできなかったことがかなり悔しいです。男子新体操は試合数が少なく年間に3回しかありません。そんなにチャンスが少ない中でみんないっぱい練習しています。今日の演技会では大勢の皆さんに見て頂いて後輩たちもいい経験になったと思います。と話してくれました。
中津選手は今年大学に入学して初めての経験をたくさんさせてもらったそうです。来年はその経験を生かして、少し成長した自分を見せていけるように頑張っていきます。とお話してくれました。
曲が始まるとすぐすごい柔軟性の演技が続きます。ボールが背中に吸いついているようです。開脚をすると180度を超えて開き、その態勢でターンをするなどその柔軟性のすごさに圧倒されます。また音楽にあった優雅な動きが観客を引き込んでいきました。ため息をしながらの拍手でした