事例3.国内工場から国内物流拠点への製品輸送

 顧客E=国内工場から物流拠点への家庭紙輸送

検討理由

課題①梱包サイズが手荷役前提のため、パレット輸送化で積載効率が大幅低下
課題②ユニット化時のサイズが特殊なため、パレットの価格が高価になる
課題③パレット返送費用が高価になる

リターナブル用木製EZパスボーダーなら

期待①高さ方向に対しては、積載効率の低下が防げる
期待②サイズ対応が容易であり、低価格で供給可能
期待③パレット返送費用が一般パレットの5分の1と低廉である

結果)検討継続

理由)木製EZパスボーダーは低価格であることが最大のメリットであり、
   価格競争の厳しい家庭紙の流通では低コストであることが最大の強みとなる。
1)積載量が低下しない製品に限定して採用できる
2)1,500㍉×1,200㍉サイズで一般的な木製パレットの半値以下
3)EZ構造で、段積み段崩し作業も楽々

 顧客F=国内3工場から物流センターへの住宅関連資材の輸送

検討理由

課題①販売価格が厳しいため、パレット輸送化後も積載効率を維持したい
課題②働き方改革に鑑み、全リフト運転員が扱えるシステムであること

リターナブル用樹脂製パスボーダーなら

期待①厚さ30㍉で、積載効率の低下がない
期待②短時間の練習で同社の運転員は専用フォーク爪を使いこなせた

結果)不採用

理由)製品が多品種であるため、ユニット化パターンが数百種にもなり、注文によって出荷個数が異なるため、
   ユニット最適化が困難であることが判明。
   また、工場ごとに製造品目が異なるため、工場ごとにユニット化パターンが異なり、効率的な運用が見通せなかった。

 <教訓>

多種多様な梱包の組み合わせでは平面を作ることが難しく、専用フォーク爪をうまく作動させることができなかった。
最近は、輸送時ユニット化寸法から製品梱包サイズを決めていくとの動きも見られるため、今後に期待したい。