最終日はミラノの街の観光でした。
ベローナから2時間半移動してミラノのセンピオーネ公園で降ります。この公園はスフォルツェスコ城に隣接しています。現地の日本人ガイドさんが付き説明しながらお城を通って行きます。



 このお城はルネッサンス建造物だそうです。歴史授業で聞いたことがあるルネッサンスという言葉を久しぶりに聞きました。ナポレオンの侵攻により一部破壊されたこともありました。
 ガイドさんは道でミサンガを売っている青年には気を付けろと注意します。また物を盗っていく女性もいるのでカバンは前にと言います。いつも都会に行くとそんな注意が多くなり、少しがっかりします。
 私はいつも写真を撮ることに夢中になり皆さんから離れてしまったりすることが多いのです。気を付けなくてはいけないなと思うのですが、自由に動き回ることが好きなので困ります。



 この日も天気は良く都会なのでものすごく暑かったです。ガイドさんの後を追いかけるようにミラノの中心街へ来ました。ミラノ大聖堂ドゥオーモがそびえている広場で自由時間となりました。私は疲れてのどが渇いていたのですぐにレストランに入り昼食としました。ほっとしました。



 ゆっくり食べた昼食ですが、席を待つ人もいるので長時間は居られませんでした。仕方なく外に出ましたが暑いし座るところもありません。どこか涼しくて座れるとことはないか…。

 そうだ。大聖堂がある。チケットは必要ですが入場しました。大きな礼拝場にはたくさんの人がいましたが混雑するほどではなく、木造の長椅子にゆったり座ることができました。



 入った動機は不純ですが、荘厳な礼拝所と静かな音楽、ステンドグラスから入ってくる光、そのムードに浸ることができました。集合時間まで1時間半もすずしく過ごすことができてとても幸せで神様に感謝しました。(^^;)



 この日の夜、ミラノの空港を出発し、長時間のフライトを経て日本に帰りました。フライトは大変でしたが、ドロミテの自然は本当に良かったです。







          

      


                  
 2024(R6).6 NO.5 





 朝起きて窓を開けると雨は降っていません。雲は多いのですが青空も見えます。今日はトレ・チーメを望むトレッキングコースを2時間ほど歩く予定です。どうか雨になりませんように。
 出発が早いため朝食はサンドイッチとコーヒーをロビーに用意してもらい早めに食べました。荷物をまとめ、リュックサックには防寒具や雨を予想してカッパも準備しました。



 出発時間になると周囲の山の雲が上がり、晴れてきました。これはもしかしたらという期待がわきました。
 バスは山沿いの道を右へ左へくねりながら登っていきます。途中バスの中からも素敵な風景が見られました。



 いよいよ駐車場に到着しました。なんと快晴です!!素敵な青空が広がり周囲の山々もくっきりと見えます。最高のトレッキング日和となりました。感謝です!



 歩き始めてアウロンツォ小屋裏手に回るとこれから歩く道が大きな山塊と共に見えます。斜面に切り開かれた道はほとんど水平で歩きやすそうでした。



 標高2320mほどのトレッキングコースは雄大な景色を眺めながら本当に楽しめました。まだ雪渓が残り、連れている犬が雪に喜んでいる姿も見られるのでした。ラヴァレード小屋を過ぎると道は少し急になりフォルチェッラ・ラヴァレード(2524m)まで100mほど高度を上げます。到着すると道の両側には背丈を超える雪が残り、その雪渓の上に出てみると素敵な光景が広がっていました。




 トレ・チーメ(三つの頂)が素晴らしい姿で立っています。感動しました!
 こんなに間近で雄大な岩山に出会える、ドロミテ山塊の素晴らしさを実感できました。



 この日はドロミテの真珠といわれるミズリーナ湖を散策しそこで昼食、4時間掛けてベローナの街まで行きました。バスの中は爆睡でした。(^^;)