3時間ほどしか寝ていませんが現地の6時に起きました。雨は上がっているようなので早速着替えて散歩に出かけました。雨が上がって間もない感じで地面には水たまりがあり、空は曇っていて薄暗い雰囲気でした。


朝の散歩ではいろいろな動物に出会えることがあり、期待に胸が躍ります。ただ誰もいないので熊に会うのは避けたいところでした。道に大きな糞のかたまりがありました。こんな大きな糞をする動物は何だろう?不安がよぎります。ただ以前見た熊の糞とは様子が違うのでムースかもしれないと少しほっとしました。
そしてついに出会いました。道の中央に野ウサギがいます。思ったより大きくどっしりした感じです。

しばらくこちらも動きを止めてじっと観察しました。やがてゆっくり体を動かし始めたウサギは藪の中に入り見えなくなりました。素敵な出会いでした。
7時頃部屋に戻り、チュナ温泉ならではの温泉に入りに行きました。水着着用ですがプールのような広さで胸まである深さの温泉です。足元は砂地で足触りも良く気持ちいいです。(^_^)/

朝食とも昼食ともいえないブランチをレストランで食べた後には周辺の散策に出ました。リゾート周辺は樹木の紅葉が山全体に見られます。素敵な時期でした。

夕方再度温泉に浸かっていると、なんとそこにムースが出現しました。皆さん大騒ぎです。風呂の岩場に登りムースは見られましたが、カメラがありません。何ということでしょう。ここは仕方なくあきらめたのですが、風呂から出てやはりあきらめきれません。急いで着替えるとカメラを持って山の中に走って行きました。幸運なことに途中で草を食べている親子のムースを発見しました。夢中でシャッターを切りました。

この日、皆さんとの食事に遅れ少し迷惑をおかけしてしまいましたが、アラスカの自然に触れ合えることができて本当に良かったです。
2024(R6).9 NO.1
2007年オーロラを見たくてアラスカのチュナ温泉リゾートを訪ねました。残念ながら天候が回復せず4日のオーロラ観測日はすべてだめでした。本当にがっかりしました。その後、2011年スェーデンのキルナにも行きましたがこのときはほんの少しだけ見られただけでした。
そして2024年は20年ぶりに最高のオーロラを観測できるだろうと専門家達の予測があり、テレビのニュースは5月11日なんと日本の北海道でもオーロラが観測できたことを報道していました。

機会を狙っていた私は今こそチャンスとアラスカ旅行を計画したのです。
NASAによると5月中旬の太陽フレアが引き起こしたオーロラは過去500年間の記録でおそらく最も強力な出現の一つだそうです。期待に胸が膨らみました。
9月10日18時、成田空港を出発したJAL機は以前使ったアラスカ直行便ではなくシアトルに向かいました。しかもロシアのミサイル打ち上げの影響で北回りができず南側を飛行したため時間もかかりました。さらにシアトルではフェアバンクス行きの飛行機に乗り継ぐまで7時間あまりも待たなければならなかったのです。まったく迷惑な戦争は早く終了して欲しいと思います。

シアトルでは長い時間待ちの間、アラスカ航空機をたくさん見ました。尾翼には大きく顔が描かれています。

いったいこれは誰なんだろう?調べてみるとアラスカ航空の社員でも誰だかは知らないそうです。でもこの顔はアラスカの先住民イヌイット(エスキモー)の男性をデザインしたものだそうで、1972年から使用されています。
たくさん並んでいると楽しいような頼もしいようなつい笑顔になってしまいますね。(^^;)

ともあれアラスカの氷河を見下ろしながら飛行機は飛び、夜9時頃フェアバンクス空港に到着しました。そして今回も向かえてくれたのはホッキョクグマでした。(^_^)

この日はチュナ温泉リゾートまで移動してホテルに入ると11時近くになってしまいました。残念ながら雨も降っています。それでもあきらめきれない私は深夜2時頃までオーロラを待って過ごしました。雨はやみませんでした。
