H14(2002).10

ある体育祭の出来事

 体育祭が終わり白組優勝を喜び合った10月6日の帰り際に青組の2年生女子数名が私の所に来てこんな話をしました。

 「私達が準優勝になって喜んでいたら1年7組の男子が負けたのに喜んでんじゃねえよと言いました。ひどいと思います。」彼女たちは泣きながら訴えるのです。私はこのことを聞いて大変ショックでした。学級では1分間スピーチなどを通じて他人の心を理解する力を高めたり、学活で思いやりの話をしているのに。これでは優勝を喜ぶ価値が無いではないかと・・。
 代休の2日間、彼女たちの言葉が頭の中をぐるぐる回っていて、学級通信も書こうという気持になれませんでした。また学級全員に話すべきかどうかも判断に迷いました。しかし9日の朝、やはり7組全員の問題にしようと決心し学級で話しました。「負けた人達のことを思いやる気持がなかったら、本当の勝者にはなれない。」こんな話もしました。シーンとなった次の瞬間、一人の男の子が「それ俺の後にいた3年生が言ってた。」と発言したのです。
え~~!

 7組は大騒ぎ!言ってきた2年生女子の勘違いだったようです。私の気持ちは復活しました。完全復活です。みんな疑ってごめん。でも良かったー。あらためて白ブロック優勝おめでとうをみんなに言いました。パチパチ