ツアーの初めにマドリッド市内の観光でスペイン広場に行きました。スペイン広場はローマにもセビリアにもあります。昔それだけスペインの影響が大きかったのかなと思いました。マドリッドのスペイン広場には大きなドン・キホーテの像があり恋人が楽しんでいました。
でも広場には怪(あや)しげな若者がいて警察に追い払われていました。最初の見学地で・・・(-_-;)

プラド美術館に入りました。ここはベラスケスの「女官たち(ラス・メニーナス)」や「裸のマハ」が有名です。作品はこちら。
特に裸のマハは初めて実在の女性の陰毛を描いたとされ、当時問題になりました。裁判が開かれ画家のゴヤは誰に頼まれたのか?モデルは誰なのか?とずいぶん追求されたとのことでした。ゴヤは口を割らなかったそうです。
この絵は100年も美術館の蔵に眠っていました。芸術が理解されるには大変な時間がかかるのですね。

マドリッドの街は明るく素敵です。歩いていると明るい日差しの下でお茶を楽しむカフェ、透明なバス待合所に到着する連結バス、歴史ある建物と近代的な建築物が隣り合う不思議なバランスを見ることができます。

国立ソフィア王妃芸術センターに入りました。ここにも有名なピカソのゲルニカがあります。

ゲルニカはピカソがスペイン内戦で空爆をされた町「ゲルニカ」を描いたもので、何度もの書き直しあとが見られ生々しかったです。実物は思ったより小さく、手で触れられるような位置に展示してあり美術品と鑑賞者の距離が近いことがよくわかりました。日本もそうあればいいのに。
今日は芸術の国に来たのだなと強く感じました。

H25(2013).8 NO.1
この夏休みにスペインへ行きました。飛行機で10時間以上かかるので疲れましたが、ぜひ闘牛を見たいという思いが強く狭い飛行機も我慢(がまん)しました。
闘牛は日曜日しか行われないため見られるツアーは少ないのです。なぜ闘牛かというと、人が動物と命をかけて闘うことはとても少ないことです。なぜそんなことをするのだろうと不思議に思ったことからスペインへ行くことにしました。闘牛を自分の目で見て肌で感じてみたいと思ったからです。

飛行機は最新鋭のボーイング787で音が静かです。窓もボタンで明暗が変わり室内全体が青い光で落ち着いた雰囲気でした。テレビも画面が大きく快適でした。

飛行機はヘルシンキ経由でスペインのマドリッド(ガイドさんの発音)・バラハス国際空港に夜到着しました。この日はホテルに入って寝るだけでした。
朝、時差の関係か早く起きてしまい一人で散歩に出ました。添乗員さんからはスリや置き引きが多いので気を付けるように言われ続けたので、少し不安もありましたが出てみると気持ちの良い朝でした。人通りがまだ少ない通りは気分が良かったです。

通りには新しい建物でも昔風の形や色合いを出した建物が多く、歴史ある都市の雰囲気を壊さないような工夫がしてありました。

散歩から戻って明るくなった街を窓から眺めるとビルの上にもう一つの街があるようで素敵でした。


