ナクル湖国立公園へ
市場など人の集まる場所にはオートバイが多くタクシーであるとのことでした。町には電線が無く連絡手段は携帯電話が主だそうです。道路は舗装されていますが信号は無く、人が多い地区に入る時には道路が盛り上がっていてスピードを落とさないと車が跳ね上がるようになっています。事故防止のためですね。道路を歩く人達の中には学生服を着た集団が見られます。学校へ行ける子供達は裕福な家庭ですが、学校まで毎日5,6km歩かなければならないそうです。

ナクル湖国立公園のゲートには銃を持った警備員がいます。動物を警戒するのかと思いきや人間が勝手に狩猟に入らないように管理しているのだそうです。公園内は舗装がされていません。がたがた道をかなりの時間揺られてロッジへ向かいます。
その途中にいましたいました。ヒヒ、オリックス、水牛、シマウマもいます。しかし有名な100万羽のフラミンゴは雨が多くアルカリ性が薄れ、藻が生えなくなったことで餌が不足したためどこかへ移ってしまったそうです。300羽程のフラミンゴが飛び去って行く姿を見たのが最後でした。がっかり・・。

到着したロッジは別世界でした。外国人観光客用に整備され、24時間警備員が警備しています。部屋や食堂、テラスなど街中では想像できない行き届いた豪華さです。なんだか少し戸惑ってしまいましたが、シャワールームの窓にイモリが張り付いているのを発見してほっとしたのは私だけだったのかな。ベッドには虫除けの蚊帳が掛けられています。夕食も美味しかったです。明日から始まる動物たちとの出会いに胸が躍りました。

H24(2012).8
NO.1
アフリカに行きたい
2012年、私はアフリカ大陸ケニアの地に降り立ちました。サバンナ一面に動物達が走り回り、その中で暮らす人々がいる。人と動物達はどのように生活しているのだろうか?ずっと気になっていた疑問の答えを求めて今年旅行を計画したのです。
まずケニアに行くためにはビザの申請が必要でした。初めてですが自分でやってみようと思い、目黒区にあるケニア大使館に手続きに行きました。書類はインターネット等で準備していったのですが、必要事項が足りず2度訪問して許可を頂きました。飛行機は20時間。中東カタールのドーハで乗り換え、ケニアのナイロビ空港に到着しました。
空港はケニアの人達でいっぱいです。本当にアフリカに来たんだと実感できました。そして少しガイドさんを待つ間、その人達を見ていると鼻が高い人や、背の高い人、やせた人や肌の色の濃い人薄い人など様々である事に、なんだ日本人と同じなんだと一人でほっとしていました。
現地担当のアンジェラさんからすぐにドライバーのピーターさんに引き継いでもらい出発です。同行は新婚旅行に来たという若い二人だけで大型の4WDに2組の乗客と運転手の5人でした。

ナイロビ空港から離れるとすぐに赤土がむき出しになった道路脇に露天のような店などが雑然と立ち並ぶ市街地が現れました。たくさんの人が歩いていたり座り込んでいます。まだ開発途中である町並みでした。アパートが建てられていますがその足場は木で組み立てられています。でもそのアパートに入れる人はまだ一部の人達だけだそうです。
