広い土地
その後バスは広い草原を走ります。森はほとんど無く小高い山の上も牧草地になっていました。空が広く大きく見えて本当に開放感のある土地でした。ガイドさんの説明によると、入植者達がニュージーランドに入ってきた頃は全て森林だったということです。森林を多くの時間をかけて開墾し草原にするということは大変な労働だったと思います。
牧場には牛、羊、鹿が放牧されています。鹿は珍しいのですがニュージーランドではヘルシーな肉として需要が増えているとのことでした。

途中川を見ました。こんなに森林が無くなっているのにどうして水量が豊富なんだろうと不思議に思いました。でもそれは後で川の上流を見たときに納得しましたが、この川の上流にはマウントクック国立公園があるのでした。

夕方にマウントクック国立公園に入りました。マウントクックはニュージーランド最高峰の山で先住民族マオリ族の言葉では「アオラキ」と言います。

この公園内には19を数える3000m級の山々が連なり、全長27kmにおよぶタスマン氷河があります。この氷河は「動く大地」と呼ばれているそうでその大きさが感じられました。

この日はホテルに入って星空観察で南十字星を見ることを楽しみにしていたのですが、天候が悪くなり残念ながら星は少ししか見られませんでした。でも外で粘っていると雲の切れ間からきれいな星空が一部見え、流れ星が見られたのでした。(^_^)
H21(2009).1 NO.1
季節を越えて
平成20年(2008)12月ニュージーランド南島、クライストチャーチは夏でした。成田空港まではコートを着てきたのにここでは半袖なのでした。季節の逆転する国を訪ねてみたいと思ったのは北半球から南半球へ、冬から夏へ1日で変わっていく様子を体感してみたいと思ったからです。季節を越えて旅をすることは、なんだかタイムマシンでの旅行のような気がしました。

私達は始めに一般の家庭で昼食をごちそうになりました。25m四方ぐらいの敷地でしょうか、家の前は芝生やバラが植えられていてきれいにしてあります。家は平屋で部屋が6、7部屋ぐらいだと思いますが淡い色を基調として清潔感のある部屋ばかりでした。

息子さんの部屋にはドラムが置いてありました。私達は20名ほどのツアー人数なのですが、その人数が入れるぐらいにダイニングはゆとりがありそこに案内されました。
迎えてくれたのはルイス・パブロワさんの一家です。娘さんは外出中でしたが高校生ぐらいの息子さんとご主人、そして妻のルイスさんが笑顔で迎えてくれました。

昼食はバイキングでボウルに入ったサラダやジャガイモの和え物、豆料理、ピザなどニュージーランドの家庭料理だそうです。デザートもケーキなど数種類が置かれお腹いっぱいになりました。みんなルイスさんの手作りということで美味しかったです。
ルイスさんの家は静かな住宅地にあり一般的な家庭という感じがしました。一般家庭に入り昼食をごちそうになるというツアーはとても少ないと思いますので本当に貴重な体験でした。

