Webページから別のWebページへ移動するために使われるのがリンクです。
別のページへ移動するための目印となるものをWebページ内に記述し、閲覧者がその目印をクリックすることで設定された別のページへ自動的に移動します。
この移動のための目印を記述することをリンクを張るといいます。
リンクは常に一方通行です。リンクが記述されたWebページからリンク先のページへ移動はできますが、移動先のページから元のページへ戻る仕組みは用意されていません。その為、元のページへ戻らせたい場合には移動先のページにも元のページに対するリンクを記述する必要があります。
他のWebページへのリンクを設定するにはa要素を使います。a要素の書式は次の通りです。
リンク先へ移動するためには閲覧者がリンクが設定されている文字列や画像をクリックする必要があります。そこでリンクを設定したい文字列や画像をa要素でマークアップします。そしてhref属性の値に移動先のWebページを記述します。
リンク先の記述方法としてはURI(Uniform Resource Identifier)と呼ばれる形式で指定します。URIをURL(Uniform Resource Locator)と区別して言うことがありますが、ここでは同じものとして扱っても構いません。
a要素で使われるtarget属性は、リンク先のページをどの表示タブに表示するかを指定します。
target="_blank"と指定するとリンク先のページは新規のタブに表示されます。指定しない時はリンク元が表示されているのと同じタブに表示されます。
詳しい記述方法は次のページから見ていきますが、ここでは例として「ほどがやパソボラ(http://pasoboranet.sakura.ne.jp/)」へのリンクを記述しておきます。
ほどがやパソボラへのリンク
ブラウザによってどのように表示されるのかは異なりますが、リンクが設定された文字列には下線が表示されます。
下線のところへマウスを持っていくとリンク先が画面左下に表示されるブラウザがあります。用心のためリンク先を確認する時などに使います。
上記の「ほどがやパソボラ」と書かれた箇所をクリックすると、リンク先に設定されている「http://pasoboranet.sakura.ne.jp/」へ移動します。