2012・01・15 |
神奈川県終猟日 |
狩猟雑学 | ||||||||||||||
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狩猟雑学 終猟の日
カモフラージュ
超高倍率の世界
「トリガー落ちてもキジ落ちず」 本日、今年三回目の出猟。 相変わらずキジ狙い・・・ 今シーズンは出猟の度にキジ一羽ずつを運よく恵まれたけど、今日のキジは「何でなのーーー」でありました。 朝出遅れた感ありで、何と9時半猟場到着。 彼ら(キジ)はもうご出勤後で、いつもの着き場にはすでに居らっしゃらない模様。 それでも、馬鹿ハンター・・・「いや、どこかに出遅れた奴が・・・」 なーーんてやっていたら、朝飯抜きが祟ってお腹がグーー。 やおらローソン行・・・幕の内弁当・・・そうそう 最近この幕の内が店頭に少ない感じ、何だか味が濃そうな弁当ばかりの感じがしますねーー。 猟場に戻って、お茶飲みながら幕の内をパクつくが、彼が出てこない。そうなんです。数年前までは、彼に遭遇できない時には、こうして弁当していると決まって彼が出てきたものなのに・・・最近は来ないのです。猟場の環境が変わったのかしら? とうとう午後一時になってしまった。この時刻になると彼らは決まって「お昼寝タイム」、要するに出てこない。動かない。という状況だ。 くそー・・・もう帰ろーかなーなんてことになってきた。でも、そう思いつつも捜索。居た居た! 奴めあんなところで・・・おもむろにレンジングすると、距離45mと出た。おーー0イン50mピッタンコだからと・・・撃った! 飛んでったーー あーあーあーーあんなところに飛んじゃってーー。 しかし、なんでネックショットが失敗したのか??? この時間帯での彼らの生活は殆どが昼寝、お休みタイムのようであり、動かず、立たず(伏せている)しているので、安直ハンターには手ごわい時間帯であります。しかしそれの裏を返せば、発見さえできれば準備時間に余裕が生まれる訳であります。 この時の様子は・・・発見した時は既に私を意識してるが如く、少しずつ移動したり返したり、つまり、そこで習慣的にいつも休んでいるのか、そこがお気に入りなのか、いずれにしても数メートル範囲でしか移動しないのであります。こんなシーンが最も面白く、大いに楽しましてくれるのであります。さりとて余りにも長居すると、奴も苛立ち、遠のいて行くか完全なる忍者になってしまうので、あまり楽しんでも居られない。 双眼鏡でも覗いてみる・・・さすが良く見える。ゴソゴソやっている。やはりハンターを意識している。でも、こちらが過激な行動に出ないので奴は迷っている・・・この人間、何者だろう?・・・いつも見かけるお百姓さんならなーーんも気に掛けず無視なんだけど・・・この人間??? こんな状況が長く続くとさすがの彼もイラつき、不安がり撃つチャンスは薄れてゆくのが常であります。 キジはとうとう座り込んでしまった。このままにしておくと忍者に・・・・スコープに奴を納めてみる。ふむーー見える見える・・・いつもの癖で既にトリガーが・・・・落ちる・・・飛ばれる!!!・・・なんでーーー なんで獲れなかったのか?回収できなかったのか? たぶんそれは、伏せているターゲットの狙いどころを考えずに発砲したことが原因ではないでしょうか・・・そう、伏せているターゲットの狙いは考えないといけません・・・殆どの場合がブッシュに囲まれており、見ているハンターからは数倍に拡大しているので、手前の草木が細いので見にくくなり、無視してしまい、以外と草木に当たって弾は逸れている可能性が高いのです。そう確かに当たった手ごたえがなかった。こんな状況では、狙いは頭部に限る。高い位置の頭部であれば邪魔者を回避しやすくなるのです。頭部狙いはしないハンターの弱点ですね・・・そうその時に認識していれば、立ってる時のチャンスもあったものを・・・でも確実にするためにどうしても止まるのを待ってしまう。ところがこんな状況下では立ったままじーっとはしてくれないものであります。それだけ奴は奴なりに生き抜こうと必死なのです。 やはり、必死なものにはハンターも必死にならなくてはいけません・・・大きく深く反省・・・・・・・・・・・ 「久しぶりのキジ定数獲り」 この日の東京最高気温7度で先日より暖かい、年明け初めての出猟、7時前に猟場着、いつもの一巡、遠くを一人の男性が散歩、その男性が遠のいて行き視界から消えたので同じ方向へ進む、キジ発見!何と!その男性が3分くらい前に通った地点だ! そうなんです キジの奴めちゃんと相手を観察しているのです。 人はある目的のために歩いています。散歩ならば計画したように素直な直線状で同じ速さで移動します。それはあたかも車の用に・・・ハンターも同じように移動するのが得策でしょう。キジさんが安心できる動きを・・・どきどき停止したりコースから逸れたりするとキジからは不自然で危険な存在に感じます。ハンターが移動から停止と動きの変化が起きた時にキジからは危険と烙印されます。しかしハンターは止まらないわけにはゆきませんので、その時点から互いの賭け引きが始まるのです。 キジ発見と同時に奴は感づき走り出してしまった。 こんなにも敏感に感知されてしまうのか?・・・・・ 突然上空から鷹が低空飛行・・・キジが一声ケッケーーン・・・こうなると一時間は出てきませんので別コースに変更・・・あのキジの行動は鷹のせいなのか?・・・しばらく別地点に向け移動してゆく、殆ど地べたしか見ていなかったが、林を何となく視線を向けると、なんと!林の小枝に大きな影がとまっている、雄キジだ、しかし弾道上数百メートル先に人家が・・・じーっと暫く凝視している・・・充分奴は感じているはず、10分後に戻ってみると、いたいた、奴め地べたに降りてごそごそ寝起きのご様子、これぞ最大のチャンス、30m、発射、当らず奴めキョロキョロ、第二弾発射、即倒し回収腸抜き。 しかし何で当らなかったか? スコープの調整に問題があったかも知れない。この時には30mなのに、その以前に40m0インしてあり、また倍率を極端に変えてしまった。パララックスの確認もしていない。圧力調整も忘れている。この様な操作の間違いがいくつも重なってゆくと、その誤差は更に拡大してゆきます。スコープと銃との関係は出来るだけ単純化しないと即座の行動に対応できなくなる。 それにしてもずいぶんと寝坊な奴だ、8時直前だと云うのにまだ枝にとまってじっとしているなんて、まるで誰かさんみたい・・・同じ場所でも個体差はあるのですね。今までの私の持論は「キジが出たらすぐ回収、再度すぐに捜索・・・そこに出たと云うことは他でも同じ行動が起きている」でしたが多少の違いはあるのですね・・・今更ながら勉強になりましたキジさん。 しかし、やはり決着の時点は寝起きに限る。とにかく鈍くゴソゴソですものね・・・先ほどの奴とは大違い。 暫くして雌一族6羽発見! 一時間近く観察、ハンターがじーっと身動きしないと雌は5m接近でも平気で採餌している・・・たぶん雄ではそうはゆかないでしょうね・・・ 雌が居る時には必ず雄も居る。 あるハンターは繁殖期だけ同伴と言っていたが、私は経験的にこの時期でも同伴すると確信があるので一時間も粘った。 奴の姿がないのでゆっくり移動してみる・・・雌も意識し始めた・・・奴め居ないか・・・15mほど移動して角度を変えて見ていたら、なんと!1mくらいの桑の天辺に仁王立ちしている。この日の奴めは彼女を意識した結果ハンターへの観察を疎かにしたのか、あえなく最後となった。 しかしながら、最近とんと出猟を怠けていたお陰で、調子が狂いっぱなしであります。特に距離とスコープと弾速の関係を無視しての行動が・・・再度の出猟では落ち着いて自身を調整し直そう・・・・当らない時には必ず当らない段取りになっているのです。 また本日01.14. 定数獲り またこの様に自慢たらしく書くのも少々抵抗がありますが・・・ しかし、二日続けて定数とは、私の狩猟歴で初めての事・・・ 本日は今までの怠け癖を一新しようと意気込んで段取りを開始。 まず、50から85mには最高倍率16倍でセッティングし、30mで0イン。 フルパワー60ft.で3発/85m/30mmーctcとは経験したことのないグルーピング。二度と出ないかもしれないけど、とにかく今日は気分爽快! つまり、30mではどんな倍率でもOKにした訳であります。他は、最高倍率時で、50mで目盛1、85mで目盛3付近と確認した訳であります。40mでは少々の狙い超しでOK,50m以上ではカラス以外は撃たないことに決めた。 本日のキジさん達、この寒さと餌欠乏の状況が原因なのか、12時半から1時半までに出現・・・お昼寝タイムもなしの様。50mと35mでありましたが、すべて最低倍率で撃ってみました。狩猟においてこの程度の距離ならば、却って使いやすいかもしれないと感じた。まあそう感じたのも、鮮明なレンズの影響かもしれない・・・そう、鮮明なレンズでは、そう大きな倍率でなくとも同様な効果が生まれる事は実感している。 明日は小坂さんでを購入して、テストしてみたいと思っている。 そう上手くは行かないと思うけど、21gr.のコーディアックより重い25gr.弾が精度良く、更に上に着弾したら・・・確かに形状からは空気抵抗が少ない様に見受けられる・・・どうかな、楽しみ! Pellets-MONSTER試射 狭いエリアを、さんざん圧力行使した結果、キジさんの姿見られず・・・やはり、あと10日間くらいは休猟しないといけませんね。 MONSTER試射は好成績でした。是非ともwww.ctcgun.comのPelletsサイトをご覧ください。 「私流弾道考」 私自身の弾道はあまり精密とは言えないかもしれない。 今回の出猟では、最近とみに接近させてくれない憎きカラス達への報復考であります。 まず着弾調整での0インは、いつもの40mではなく50mにセット・・・これで100m先の奴めを・・・ なぜ100m0インとしないかは、その手前に遭遇するキジへの配慮、いや、猟欲なのであります。一日中カラスなどには付き合ってはいられないと云う私めの誇りでもあるのです・・・何かへんかな? まず、50mで三発3cm以内のCTC(Center to Center)・・・よしいいぞー。 センターから下のドットに、各距離60m、70m、80m、90m、100mと適合位置を確認してメモをとる。 このときに肝心なのは、倍率を一定倍率に決めておくのであります。 つまり、第二焦点式のスコープですので、各倍率によりその相当するダウン量が変動してしまうのです。 この場合は遠射になりますので、最高倍率で始めからセットすると良いでしょう。 16倍でセットしたものを、8倍で狙おうとしたときには、ダウン率を半分にして補正計算することになります。また、そのスコープ性能によっては、変倍によっての誤差が生じ、比例計算では不正確になる場合も考えられます。ですから、あまり複雑化せず、どう倍率で組み立てる事が肝要でしょう。 要するに、高倍率になるほど一目盛の相当数は小さくなり、低倍率ほど大きくなります。 つまり、高倍率とは像が大きくなるので、一目盛の相当量は小さくなるのです。 要するにストック側面にメモを貼り付けておくのであります・・・記憶などととても私には無理! 本来はすべての距離を5m置きに0インしてBDC(エレベーションノブ)に書き記した紙を張り付けるのだが、最近は面倒になりこの様な醜態となりにけり・・・でもこれでも結構楽しめる・・・まあ復元性の良いMarchに載せ替えたらやろうとは考えている。 ここで発揮されるのが、低伸弾道・・・ハイパワーで、この銃としては軽量弾に入る21gr.弾を使う。 .22Cal.60フットポンドで21gr.を撃つと、小気味良いほど弾は良く伸びてくれる。50m0インで100mでは数十センチダウンするので、この方法では余りにも大雑把だが、相手はカラスめだ・・・少々不謹慎かしら? 実際やってみると、100m近くなるとやはり当たらない。レンジは間違いないが・・・すこし風がある・・・それでは風を読んで・・・なーんてやったってそう正確に読めるものではない・・・ 本来、この方法が一番間違いない方法なのです。それは、動作部をいじらないことで、その光学的性能を優先的に活用できるからです。しかし、そのスコープと弾道専用の目盛レチクルを作らない限りそう上手くは行かない宿命なのです。私は昔三本の特注スコープのレチクルを設計しましたが、何と1000mまでの目盛です。何とか600mまでは精度良好でして、今でも熊撃ちに使っているようです。 各メーカーがその弾道に的確に合せられるがごとく、弾速に応じた取り換えBDCを製品化しておりますが、正確性には今一つ届かないのであります。 こうしてみると、せっかくこの様な準備でもそれなりに手間かけた設えなのだから、もう少し正確性を持たせなきゃーもったいない・・・と感じてゆく自身がそこにおりました。 これからは改心して、すべての距離を0インし、BDC活用の原点に戻りましょう。これこそ、その固有の弾道にマッチング、どんぴしゃり出来る可能性が高いのです。ただし、BDCの復元性再現性が良いスコープが必須です。 皆様もやってみてください・・・こんなに簡単にヒットするのかーってきっと感じますよ・・・ 理解できない方は一度ご連絡ください・・・info@ctcgun.com 090−1696−2186・・・山口・・・ 「厳しすぎて堪えられない話かも・・・」 その再現性は既に1000ヤード射撃で実証済み。 再現性とは、どの様に回しても、元の位置に戻せば同じ位置(着弾点)に戻る事、すなわち再現する安定性。 意外とこの性能に信頼性が持てるスコープは少ない。 着弾調整で、えーー、なんでー?なんて事がありませんでしたか? 1000ヤードやマイル(1.6km)射撃で弾痕位置を正確に移動させるその精度、それはすさまじく厳密な高精度の世界です。 サイト操作においての限りない信頼性は、射手に余計な負担、精神面での安定をもたらし、集中力に多大な貢献をします。 ただし、当たらない事実は、すべてが射手の責任である現実を思い知らされることにもなる訳です。 つまり、当らない原因をスコープのせいには出来ないと云う事、 それが一発の弾丸に込められた射手への見返りでもあるのです。 こんなこと・・・やったことありますか? 40mにゼロインしていて、突然遭遇したゲームまでのレンジを計測したら75m。 どうしても今日は獲りたい! ゲームの気づきそうもない離れた75mの安全地点に一発。 めいっぱいに拡大しておいたスコープ越しには明確にその着弾位置とレチクル目盛位置3目盛半との符合点を運よく確認(紙に撃つ訳ではないので、フィールドによっては精密に着弾点を確認出来る事は少ないので、とにかく最高倍率で実行)。 ゲームに対し、三目盛半の位置に、ゲームの急所ポイントを合わせワンショット。 この事実は、16フットポンドにパワー減衰したダイアナ54型サイドレバーで、75mのキジに対した成功例です。その後もう一回70mの距離で成功しました。 その後は実行してはおりませんが、可動部をいじらないで、レチクルだけで調整することはかなりの精度で射撃できるのです。 つまり、あまり信頼性のないスコープでは、可動部を動かすほどその再現性に影響してくるのです。しかし、その距離が50m程度であれば、そう大きな誤差はないので、一番シンプルで操作性が良い前述した各距離のゼロイン調整をお勧めしております。 ただし、50mを超えだすと急激にその誤差が増大してゆき、獲れない現実は多いものでしょう。そんな時には是非とも再現性の良いスコープをお求めください。 猟友会主催10m射撃大会出場 今回はあの10倍比スコープ(Marchではありません)、2−20X44のテストを兼ねての出場。 三年余りさぼっていた結果は果たして・・・ この大会は恐らく世界的にも珍しい種目があります。立ち撃ち、座り撃ち、ベンチレスト、移動的、それからサドンレス(立ち撃ちで5秒以内に撃つ、直径16mmの標的に当たった人だけ残り、撃ち続ける)。当り続けて残れる人は殆どがワンホール(弾痕がすべて繋がっている程度)に近い状態(20発以上当てる人が居るから驚き!)・・・私・・・一発目で敗退・・・ ベンチレストは、8mmと5mmのドットに一発づつ当てる。ど真ん中に当たると張ってあるドットシートが剥がれ特別加算点となるが、委託して撃つとはいえかなり難度が高い。これだけは射撃技術よいも銃の精度管理が要求される競技です。今まで満点の人はほんの一人二人だと云う事であります。 移動的・・・よせばいいのに、せっかく2倍があるので2倍に変更して発射・・・あれー山口さん上ばかり当ってるよー・・・モニターみると確かに5センチも上にすべて着弾、すでに10発完了に近い・・・終わりーー、何よ上に十発で一つも当ってなーい・・・おかしい・・・いくらおかしい私でもやはりおかしい・・・なーーんてその後サドンレスで散々な目にあってから判明!、前の射撃でドットレチクル一段下(中心でなく一段下のドット)にサイト合わせしたまま倍率を目いっぱいの二倍に下げてしまい、当然ドット間のモジュールも大きくなっているのに・・・馬鹿な私・・・まあいいかー気がついたのだから・・・なーんて一人慰める・・・ こんなときFタイプならば倍率に関係なくなるのにね・・・ |