今必要な家具をむかしながらの指物で作る
秋田杉茶棚




作品名:茶だんす◎素材:秋田杉 会津三島桐<24万円(税・送料別)>
おじいさんが遺してくれた秋田杉の銘木を、いつも手が触れるようなかたちにしたい。そうおっしゃって注文主のご夫妻は工房までその杉材を運んでくれました。すべて柾目の秋田杉。見た瞬間にこの材のすごさがわかりました。
板材を柾目に取るということは、木を半分に割り、それを縦に製材しなければ取れません。しかしこの材は、半分にしたものが幅30cm以上あります。みごとな秋田杉だったでしょう。こんな材を目の当たりにすると、気分がとても高揚します。腕が鳴ります(笑)。しかもご注文主は、”何を作るかはお任せします。”木工家冥利に尽きるお話です。これはそのお任せいただいた、第一作目。典型的な指物作品です。
なお、引出しの中、背板には国内最高といわれる会津三島産の桐を用いています。

☆本作は木工駆け込み塾第2期卒業生 佐田美樹子の作品です。