今必要な家具をむかしながらの指物で作る
woodwork NAGAOの仕事/和箪笥

w1350 h500 d450 ●材:栓、黄肌 ●仕上げ:蜜蝋ワックス ●40万円

工房がTV出演した’04年11月6日、伊豆大島から電話でのご注文が舞い込みました。
窓の下が高さ50cm横幅2m70cmほどあいているので、そこに低い整理箪笥のような物がほしい、とのご要望。 横に長いので二つに分けてデザインを変えるという案をご提案しました。

一方は引出しがたくさん付いたもの、一方は日本独特のけんどん式の扉と 引き戸の付いたデザインに決定し製作開始。 指物の引出しは前板と側板を木釘で打ち付ける方式が多いのですが、当工房では前板の狂いや耐久性を考えて包み蟻にしています。
また、けんどん扉、引き戸は周囲の框組みに栓よりちょっと色の濃い黄肌を用いてアクセントとしています。 引き戸の取っ手は黒檀、けんどん扉の下がりはケヤキ。いずれも昭和40年代の物で、古い付き合いの道具屋で入手したものです。

※本作の引出しは、塾生 坂内弘道の製作、他は塾長製作です。