APERS

PEAWEES  『Where people smile!!!』  LP (PANIC)
 イタ〜リアのPEAWEES!今ではLAZ PEZIAパンクロッカーの番長クラスの彼らですが。これはそんな彼らの3人時代の1stです。おそらく95年リリースの15曲入り。
 彼らの最近のリリースはソーシャルディストーションのような、またはDEVIL DOGSなロックンロールをプレイしていて、それも渋くカッコイイんですけど。俺の腐った脳ミソと直球スキな聴覚からは断然こっちの方が好みであります。何故ならば、モロ歌物重視の3コードPOPPUNKだから。中の紙にもダ・パイルスやクロモサムズなんて名前もあります。
 まずは何と言ってもメンバーのルックスがカッコ良いんですよね(イケ面)。あと声が少し喉にかかっていて渋くて爽やかでカッコイイです。
 音の方はショボイや粗さは無く、結構しっかりとした良い録音の音ですよ。スピードも速すぎな感も無く心地よいスコスコ感じでめちゃノリノリです。もち単音ソロの曲もあるよ。アメリカのWEASEL先生やQUEERのような感覚です(どっちかって言うなら確実に後者)また、曲の良さから、買って10回程度しか聴かないPOPUNKやRAMONEパンクバンドとは異なります。捨て曲無しなステキな一枚です。
 と、全てにおいてカッコイイの一言。本作はPOPPUNKをこよなく愛する方々にとっては手っ取り早く入門に適用できるような要素が注ぎ込まれた教科書のような一枚です。オススメ。(03/May)

RECORD STUDY