APERS

NE LUUMAET  『 SIINA ON PUNK KARI 』 7" (Euros)
 フィンランドのNE LUUMAET「ネ・ルーメート」と読むんでしょうか?英訳するとPLUMでした。 ということは梅ですね(笑)
 見ての通り、ジャケットからラモ−ンズ丸出しでして、音もモロラモーン路線でして、雑味で少々荒いです。この頃のJoey luumaetの声は太くてガサツなのですがそれがアホらしさを倍増させています(笑)
 何がスゲーかってフィン語でラモーンズをカバーしてるんすよ。このシングルは86年発のラモ−ンズのカバーが2曲。 Sheena is A PUNKROCKER!フィンランド語に訳すとSIINA ON PUNK KARI!『シーナ・オン・プン・カリ♪』と歌っている事からROCKERとはKARIというんですね(笑)なんかかわいいですね。 もう一方は、Somebody put Something in my My Drinkです。ちなみにこの2曲は1stアルバム(ラモ−ンズカバー)にも入ってます。
 フィンランド語でラモ−ンズをカバーということで気が狂いそうになるほどアホです。 SCREECHING WEASELがまだ3人で、正規リリースしていない時期に、というか86年のフィンランドにこんなバンドがいたのが驚きです。 (03/May)
NE LUUMAET  『 S/T 』 CD (POKO)
 そう、フィンランドの梅ちゃんことNe Luumaet!本来ならば、今作は86年にLPがEUROSというレーベルからリリースされているんだけど、僕が持っているのはCD(再発+Se on live収録)です。      
 何がショックかって!?LUUMAETの殆どのアルバムにはシングルの曲がそのまま収録されているって事。 もちろん本作も。
 今作は14曲収録なのですけど全てラモーンズのカバーです。しかもフィンランド語です(ここ重要!)。俺が好きな曲では「Oh Oh I Love Her So」、 「Suzy is a Headbanger」、「Rock'n Roll High School」です。もちろん英語でなくフィン語での表記されてるんです(省略)。
 この頃は、まだNE LUUMAETの楽曲としてのオリジナリティーを堪能できませんが、フィン語でのカバーと言う事で面白おかしいです。
 これを聞いた後にラモ−ンズを聴くと、ラモ−ンズの凄さを改めて実感します。音の図太さ。まあ、ラモ−ンズの場合は録音に際して、プロデューサーやお金がかかっているのかもしれないけど。 あの時代であの音は凄いね。
 (03/June)
NE LUUMAET 『 ”LASKI” EDUSKUNTAAN! 』 7" (Euros)
 これはTHE梅の89年リリースのACミランのガッリアーニ副会長激似ジャケの2ndシングル『LASKI EDUSKUNTAAN』です。
 ”豚肉”国会という意味らしく、ジャケットにも気持ち悪い太ったタコオヤジが2重あごを作って不気味に写っています。 そもそも政府の政治のことでも歌った歌なのでしょうか!?
 しかし音のほうはまだショぼい感じなんですけど1stのころのような荒削りさは薄れてきた感じがします。 A面はLASKI EDUSKUNTAANは”ラスキ!”と叫んで始まりましてなかなかノリノリで良いですよ。
 このLASKI(豚肉)は後期に”LASKI” PRESIDENTIKSIと言い換えたタイトルでCDシングルに入ってます。
 B面のMITA SA TEIT!?はミドルラモでオルガンとともにチョッピしんみりと心に染みます。 ミタサテ−と口ずさむとともに涙が…。 2ndアルバム『VERTA JA LUITA』のCDには両面とも収録されていますので。
 それにしても、Aの上の点点がカワイイですよね。(03/May)
Ne Luumaet  『 Laki Ja Jarjestys 』  POKO (CD)
 89年LPがEUROSというところからリリースされたNE LUUMAETの21曲収録の2ndアルバム。しかし、POKOから出ているCDは収録曲が1曲多いです。
 前作のラモーンズカバーが面白かった彼らですが、今作から任せてドッコイなオリジナルアタック。音はショボく荒削りで、ボーカルの声も未だ粗っぽくて太いです。また、ジャケットの上のほうに『NO.1 1989 NE LUUMAET』って書いてあったり、自画自賛していて最高です!もちろん、名曲はこの頃から誕生しています。
 まずは、なんと言っても「ふゥ〜ぅ〜ゥ〜×3」で始まる激名曲『NIKSULAAN』や「ムーミンパラノヤ、アイバン、カットネン♪」と歌う『2000 RAIVOHULLA』やACミランのガッリアーニ副会長激似ジャケットでお馴染みの豚肉国会こと『"LASKI"Eduskuntaan』などなど、あと無意味アホソング『MAMMAM POIKA』(笑)もあります、20曲目の『ALA LYO』って曲のイントロが流れるたびにみんなと手を繋いで輪になってポルカを踊ってしまいそうになります。
 しかし、ギターの音を聴いていてもラモーンズばりの胸に電撃が伝わる音にしようと頑張っているのが所々に伝わってくるのですが、本作では、音はショボくまだまだ進化中の梅ちゃん。(03/July)
NE LUUMAET 『 TUOMARI/MAAUIMALAAN 』 7" (Poko)
 90年リリースの3rdシングル『TUOMARI/MAUIMALAAN』。これらは3rdアルバム『LAKI JA JARJESTYS』のCDには三曲とも収録されていましたがLPには三曲目は入ってませんでした。
 この頃になると音も前以上にガッチリしてきてJOEY LUUMAKIの声も結構いいんでね〜の!とスティーヴ小っ谷さんのファーガソン監督並みです。
 A面のTUOMARIは「ワキ!ミナオレワキ」と連呼していて無意味にアホ爆発です。なぜかこの曲を聴いていると、アホらしくなってきます。
 そうそうTUOMARIって仲裁者みたいなの意味らしくTUOMARI側のジャケットに銃を持った怪しい奴がいます。 しかしジャケットの意味は分かりません。 今度フィンランドに1年間行くと言っているYさんに何年後か聞いてみましょう(笑)!
 B面のMAUIMALAANはサーフパンクですよ。俺個人的にはSONIC SURF CITYを暑苦しい男が真似したような曲ですかね!? でもジャケットを見る限り納得できるんですよね。 でもそこにサーフシティーに感じる愛みたいなのはないんですけど(笑)。 このマウイマランは少し速くて最高のもんですよ。  ウマンマ・マンマ・マんまま・マーウイマラン!ってね。 (03/May)
NE LUUMAET 『 MOTELLI 』 12" (Poko)
 こちらは90年リリースのシングルと考えて4thの三曲入り。 珍しく12インチEPのMOTELLI、またの名をKUTSUKAA POLIISIです。 
 肝心の音のほうは、A1のMOTELLIはミドルテンポで警察を連れこめ〜!と歌っているんだと思います。 この一曲は3rdアルバムに入っていました。しかし、B面にはSE ON SHEENAとMAAILMAN〜のライブ録音が収録されています。 ライブトラックはSE ON LIVEにも収録されていないので、シングルを持っていてラッキー!と始めて思いました。
 そう言えば裏ジャけにライブの写真が載ってるんですけど、ボーカルのJOEY LUUMAKIがホントそっくりな程ににJOEY RAMONEになりきっているので、僕は凄く嬉しく感じるんですよ。(03/May)
NE LUUMAET 『 LAKI JA JAEJESTYS 』 LP” (POKO)
 偉大なるNe Luumatの90年リリース、アルバムとして3枚目です。CDはLPよりも2曲多いのでCDの方が良いですね。 ボクはKLAMYDIAとかHAIRIKOTよりも、このNe Luumaetの方が好きであります。 また、フィンランドの一部のRAMONES愛好家もNE LUUMAETが好きって人多いと感じました。
 本作は前作の音がショボイながらにNe Luumaetのオリジナリティ(ってこの手のバンドに言って良いのかわかりませんが…)に加え、音が良くなったうえに、ボーカルのJOEY LUUMAKIの声も初期のような荒さは潜めています。
 また、今作には前作以上に名曲がチラホラ見られます。と言うのもこの次のLIVEアルバムに収録されている曲が多いというのも事実。 また、TUOMARIや名曲MAUIMALAANやMOTELLI等のシングルも収録されています。それにNE LUUMAET特有のバラードナンバーもありそこそこ最高であります。
 あ〜それにしてもFINLAND語、堅い言いまわしで最高にアホくさ〜(笑)    (03/Sep)
NE LUUMAET 『 SE ON LIVE 』 LP” (POKO)
 フィンランドのJoeyRamoneことJoey Luumaki率いるNE Luumaet。そんな彼等の91年リリースの『Ne Luumaetの爆発アホライブ!!!1990!!!』てな感じのノンストップショーです。いや〜このライブ盤は疾走感、ノリ、名曲揃いの25曲と言う事でハイ・クオリティーで最高のモノになっていますね。うっひょ〜♪ある意味アルバムよりも疾走感や音色が圧迫感があってスキであります。
 レコードの幅が広がる以前に吉祥寺の中古屋で発見した際は…心臓バクバクで倒れそうになりました。ジャケがボロボロなのが嬉し悲しいのですが、プリクラにきっちり収めておきました。
 いや〜フィンランド語の雨アラレと言う事で、初期作品のベスト盤として聞きやすいモノになっています。それにしてもアホカッコイイ〜♪(JAN/04)
NE LUUMAET 『 ONNELLINEN PERHE 』 7" (Poko)
 91年リリースの三曲入り5thシングルのオンネ−リネンぺルヘ−!意味は「幸せな家族とかラッキー家族」とでも訳しますか(笑)。おっ、HAPPYファミリーじゃネエのかな?
 このジャケットを見ると幸せそうに見えますね。一番好きなジャケットです。A面の曲の方は4
thアルバムの『PAHAT JA RUMAT』に収録されています。
 この頃になると音も凄く厚みを増して、僕はギターの音やタイトなビートでこの頃が一番好きです。正にNELUUMAET絶頂期突入であります。
 A面の『ONNEN〜』は凄くカワイイ曲でミドルテンポよりはビート感があって心地いいです。 聴いていて踊りたくなりますよ。 終いには子供の声や、いろんな人がオンネンリネンと歌っています。 聴いていて幸せになれるような気がします。 これアホらしいけど名曲。
 B1のALLIKALLAはゆったりとした8ビートなミドルテンポでちょっぴり切ない感じがします。B2のMA EN HALUUMENNA MIHINKAANはどうもJOEY.Lとは違う人が歌っているような感じがします。 そう、B面はアルバムには収録されていません、ちょっと持っていて良かったと思いました。
 しかし、この7インチを持っているものだけが味わえるものがあります。それは裏ジャけです。 裏ジャけを見るとメンバーが本屋のようなところで嬉しそうにしています。 特にJOEY.Lの横顔から笑顔が見れてかなりオンネ−リネンです。しかしサングラスをしていると本当に本物そっくり。(03/May)
NE LUUMAET 『 SHEENA SE TAAS ON 』 7" (Poko)
 92年リリースの6thシングル三曲!意味は分かりませんがとても哀愁漂うジャケットで目には涙がにじむのです。
 俺の推測では、こいつシーナにふられたんですよ。それで落ち込んでるんだと思います。飛び降り自殺!後ろに
白い紙があるんですけど、遺書かラヴレターでしょう!と思って、ある翻訳サイトで翻訳してみると、2枚折りとか訳がわからないんですよ。 でも俺はこいつの気持ちが分かります。
 A面SHEENAは、ガチットした音で8ビートなミドルテンポで凄く切ないです。言葉もいつもどおり良いです。この曲も『PAHAT〜』アルバムにそのマンマ入ってます。
 B面はライブトラック2曲が入っています。でも『SE ON LIVE』に収録されているので、ご安心を。(03/May)
NE LUUMAET 『 PAHAT JA RUMAT 』 CD" (Poko)
 91年リリースの絶頂期!4枚目のアルバムって事で、この頃から今まで無かった音色の厚みや疾走感が出てきました。そして極めつけは一曲目でキーボードがオ出向かえしてくれるのです。
 そしてフィンランド語でオモシロ、アホっぽい感覚からメチャカッコイイって思うのは恐らく一部の人だけだけでしょう…(笑)それにしても、JoeyLuumakiの髪…
 特に『TAKAPPENKI』はファストチューンで、『ミタタマクン、トステンミスタン、ガステンムイスタンパ〜♪』と歌っていてめちゃ最高であります。
 そして、女の子にも人気があると言う(笑)『ONNENLINEN PERHE』も最高に歌えます。しかし、13曲目『TEXSASIN』なんてAメロで『$△&×#□$〜短大生〜♪』と歌っていて、サビでは『TEXSASIN〜♪ もっこり〜♪』と歌っていてこれまた、セクハラでアホ最高!
 と、言ってもやっぱり超アホ名曲『アナ、アナ、ショッキホイト!』はスゴすぎっす。何てったてサビで『アナ、アナ、ショッキホイト〜♪』と歌っているのです!!!こりゃ〜タモリ倶楽部に応募したいですよ。マジで(笑)。と言いつつも曲はノリノリで最後に転調したりして凄いんですけどね。
 と言う事で、笑いあり、涙あり、燃えるのありの17曲、やっぱ、梅ちゃんは、RAMONESの影響が見た目にも強いけど、音の方はRAMONESを地盤としつつも独自色が出ていて最高ですな〜。
 オレはこの作品が一番聞きやすい=歌えるアルバムではないか!と感じていますが、ふと歌っていると白い目で見られるので悲しきカナ人生、正に『哀戦士』です。(JAN/04)
NE LUUMAET 『 PHILADELPHIAN JATTILAISSAMMAKOT 』 7" (Poko)
 93年リリースの7thシングル。フィラデルフィアン〜!CDシングルは一曲多い3曲入りらしいでス。まずジャケットを見るなり政治家らしきオジさんが戦車で爆撃されているから、さあ大変。
このシングルは2曲ともアルバム『KIITOS JA ANTEEKS』に収録されてます。
 音のほうは後期と言うことで完成されていてカッコイイです。A面フィラデルフィアンは良い曲で爽快ですよ〜!スッコンスッコンとリズミカルなビート!
 B面のNAHDAAN!これアコースティックギターも使っていてめちゃくちゃ切なくってたまらないです。泣けてきますよ。
 とまあ、今気づいたんですけど、シングルは大体がドーナツ盤でほとんどの曲がアルバムに入っているということです。俺はNe Luumaetが大好きです。
 (03/May)
NE LUUMAET 『KIITOS JA ANTEEKS』 CD" (Poko)
 93年リリースのアルバムなのですが、オレが気になるのはジャケの右端にいるデブったヤツ誰なんでしょうね?
 それは良いとしてコレはナンと言っても20曲入りでして、前作の延長線上にあるサウンドなのですが、シングルの名曲などなど入っていて最高であります。特にこれはヤバスギ『KESALOMA ON KESSALA』はギターのコード進行がとてもムズイ事やっていてスゴいんだけど、曲の方も熱くて切ないっす。てかNe Luumaetってクオリティ高い。
 今作は従来の作品以上に若干オカズが組みこまれている感があり、わりと哀愁が強くてとボリュームたっぷりの一枚となっていてるのですが、アホな珍味が薄いので前作のストレートな感がオレにはあっています。
 この後にCDシングルが2枚出してNe Luumaetは解散してしまう…ま、悲しい。ですが、メンバーがREHTORITというバンドをやっているらしいです。後はこれまたRAMONESスタイルバンドPOJAT、LUONTERI SURFと合体してNe Luupojat surfなんかもやっています。
 しかし、ここまで来ると、今までアホだと思っていたNE LUUMAETもカッコイイし、フィンランド語も普通に聞こえてきました。以そして、解散後にベストアルバムが出ています。
 2004年にNe Luumaetのライブがあると言う事を聞いたので、復活していたら驚きですね。 では、最後にバラード『NAHDAAN』を聴いて今夜も泣きましょう(笑) (Jan/04)

RECORD STUDY