APERS

FAIRLANES 『 S / T 』  7” (Suburban Home)
これは96年にリリースされた1stシングルです。この頃のサウンドは好きです。
FAIRLANESは今月に来日でSet You Freeに出ますね。このシングルと1stアルバム以降のリリースは完全にメロディックパンクな作品という印象が残っているのですが、本作と以下の作品はメロディアスな疾走感が漂うfast3chord POPPUNK。
 このバンドとの出会いは、僕が東京に来た時、SHOCKTREATMENTに夢中だったので「SHOCKTREATMENTみたいなバンドってなんかある?」と幼なじみに聞いたところ、このバンドを教えてもらったのであります。
 しかし、当時はSHOCKTREATMENTに対する思い入れが強すぎたせいか、あまりSHOCKTREATMENTっぽくないと思っていたのですが、それは大きな間違えでした。
 メロディアスなまでにスピーディなので、モロラモ−ンズ度は無いとも言えるでしょう。でもね、3コードが主体でメロディアス、2ビートのかもしだす疾走感、今聴くとSHOCKTREATMENTっぽいとの表現が分かる気がします。
 さて、収録曲は4曲でありまして、そのうちA面の2曲「Hermit Girl」、「She let me go」は1stアルバムにも収録されていますが、B面は未収録です。
 僕はB1が大好きです。心地良いスピードでノリノリなギターの短音ソロとかもあるので、聴いた印象がイタリアとかのスコスコしているPOPPUNKの印象を受けマシた。(初期のStinking Polecatsとかね。)
 とまあ、中古で100円とかで売っているので救出してください。(03/August
FAIRLANES 『 SONGS FOR CRUISING 』 CD (Suburban Home)
 もし、このバンドのこの作品以後を聴いて、「何だただのメロディックパンクじゃん!」で済んじゃったら、「こッちを聴いてよ!」って言えないけど、心の片隅で思っちゃう、永純がいます。
 まあ、本作は1stアルバムでありまして、シングルの延長線上にあるサウンドであります。今作を聴く事で更にSHOCKTREATMENTのようなメロディアスなスピード感を堪能できます。
 しかし、まずはこのジャケットのセンスを見てダサ!って思う人いると思います。しかし、僕には最高のセンスをしているとしか思えないのであります。
 中身の方は、ゲップが収録されていたります(死)。シークレット曲「kiss me deadly」含め15曲収録です。しかも全曲Fast3chordポップパンクで歌えていてメロディアスであり、曲が良くて最高であります。
 後にWYNONAから出されるSTINKING POLECATSとのSplitでも「Goodbye」、「Fryday night」何て曲が収録されていますが、再録らしく、この1stと比較するとメロディアスなまでにギターが歪んでいます。 
 しかし、このfairlanes辺りがメロディックパンクとPOPPUNKの境目と受け止めてならないのですが、POP PUNKもある意味メロディックパンクとも取れるのでしょうね。
 まあ、いつもの様に長ったらしくクドイ文章を綴ってしまったのですが、とにかく曲が良くて、いいアルバムだと改めて確信しました。(03/August)

RECORD STUDY