APERS

EXPULSADOS  『 EXPULSADOS 』  CD  (RATS)
 愛しの愛人アルゼンチーナ!!!いわゆる経済危機ラモーンズ、EXPULSADOS!!!いや〜このルックス見て『ドキッ!!!』としたであります。お〜、まだ、こんなモロな格好のバンドいたのか〜?
 しかもこいつ等のスゴイところは、アホっぽいユーモアが売りのバンドと違って、かな〜りマジっぽいところです(笑)。実際音の方もWEASEL先生とかの影響より本家RAMONESを独自の感覚で解体したって感じですかな。梅ちゃんことNe luumaetがフィンのラモーンズなら、こちらは現代盤アルゼンチンのラモーンズですね。ちなみにスペイン語でプレイしています。
 そんなEXPULSADOSなんですが、コレは99年の1stアルバムで、この頃は音も荒削りで2ndから聴いた僕としては聴いていて若干退屈してしまうand全体を通すと印象が薄い感があります。それでも『TRISTE』、『Tarde de Sol』と名曲はチラホラです。
 ちなみに『アウ、アウ、アウ〜ヨウケルセル、ぺロ〜(巻き舌)』って曲や『スーパーマーケットが火事だ!!!』ってな曲あり(笑)。(Feb/04)
EXPULSADOS 『 CARRETERA NOCTURNA 』 CD (SR DISCO)
 コレが2ndアルバム邦題『夜のハイウェイ!』(笑)。そんなEXPULSADOS、笑う事無かれそこの君!!!今回からマネージャーAndress Vignoloの名がクレジットされています。『日本はビジネスになる国だ!!!』とマジなのです。そして、何を隠そうこのアルバムは2〜3ヶ月で1000枚売ったとされています。マジッすか?
 それはいいけど、このジャケ最高だね〜マジで(笑)。ちなみにこのグラサンのロン毛がオレの大好きなSebastian EXPULSADOS。また、こいつの声が結構聴きまくって耳に馴染む頃には最高に感じるのです。それにしてもカッコつけているんだけど、何故か微妙にウケます(笑)。
 いや〜でも、EXPULSADOSってナメれないっす。実際、今作からノリも強くなって、音色も良くなったし独特な純粋ラモーン風味がするしね。肝心の曲の方は『Mi Novia Es Una Zombie』なんてVegetalesとタイトルだけ同じ曲もあるし、『Invasores en mi Coma』ってな淋しい感じのある曲や、スキなあの子に夜送りたい言葉No.1な『Buenas Noches』(笑)、そして『Cero en Conducta』のような、いかにもRAMONEパンクのGO!!!GO!!!GO!!!なノリノリイケイケナンバーもあって最高であります。こう言う曲がもっと増えれば更に好きになるんだけどね…。
 と語ったのでありますが、独特の淋しさ切なさが交錯していて結構聴いた作品であります。それにしてもタイトル通りのアルバムだな。もち、こじ付けだけど…(笑)
 まぁ、どんなバンドも○○っぽいと言ってもどんなバンドも違って聞こえるし、魅力もそれぞれ好みも一長一短なのでしょうけど、影響って最高っすね。(feb/04)
EXPULSADOS 『 24 HS EN EL CINE 』 CD (SR DISCO)
 うりゃ〜。こいつが3枚目で2002年リリースですね。おや!?メンバーチェンジがあったのでしょうか?あれれ、左から2番目の方はあの御方に激似…(笑)。ここにいたのですか?
 ちなみに今作は前作の延長線上にあるのですが、若干音色に厚みを増した気がします。てか、EXPULSADOSの音色は音作りド素人のボクには特殊な感じがしますね。まず、『Cartas Tiradas』は(確か…)CJかマーキーラモーン参加のサンプラーにも収録されていたし、結構いい曲なので代表曲って感じでしょうか。
 しかし、オレは『Se Fue A Berlin』、その名も『ヤツ等はベルリンに行った!!!』が最高です。いかにもラモーンパンクの熱さ詰まった作品ではないでしょうか?『B・E・R・L・I・N・BERLIN!!!』って女のコの声で始まって歌詞にもラモーンズの文字が出てきます。と言う事なのですが、セカンドの出来と比べるとトータル的には後半の展開が少しダルいょって感じもありますが、さすがはアルヘンティーナ。
 ぬ〜そんな訳で、アルゼンチンとスペインは公用語が一緒と言う事から情報もボク達、日本人以上に身近な物なのかもしれませんね。ホントに世界は広いっす…。それにしても最近どうしたんだ?(Mar/04)
EXPULSADOS 『 ALTOPAELANTES 』 CD (SR DISCO)
 この作品は有名な曲のカバーがメインらしいのですが、ボーナストラックとしてコンピの曲を集めた、良く分からない作品です。まず、Hard-onsもカバーした『It's cold out side』や『Little Honda』等など、ボクも源曲が誰のモノか分からない名曲のカバーが7曲。そして、自分達の曲が3曲あります。
 『It's cold out side』はHard-onsのヤバイなズキズキ音には到底勝ち目も無く、『Little Honda』も割と普通です。ボクとしてはスペイン語でやって欲しかったっす。
 しかし、ボーナストラックの『Un Mal Sueno』が格別に良いデキですね。とっても淋しいイントロから始まり、あどけなさの中の切なさ熱さ漲る快作となっております。フムフム…
 それにしてもSebastianはJoey Ramone意識しすぎてるね。うふふ(Mar/04)

RECORD STUDY