APERS

DEROZER  『 144 』 7inch (Derotten)
 DEROZER!!!94年に出た1stシングルです。ちなみに最近ボーナストラックを4曲入れて計7曲入りCDが再発されました。音は3〜4th辺りのWeasel先生の影響を感じますが、イタリアの台地で育った独自の種もブレンドされていて嬉し〜い♪
 この頃のDEROZERはボーカルSEBYも貫禄がなくて声もちょっとショボ目ですが、それをカバーするつもりなど無いのでしょうが随所にボーカルが掛け合いになっているのも嬉しいです。しかもこの声がまたスネオの声に似てるんだオイ。
 曲に関しては、『144』は「フ〜ゥゥ〜ワゥ〜」なコーラスが心地良くてエエです。3曲目は『BOMBA』なんてタイトルでアレレな曲もあります。また、『Kalifornia』って曲がメチャクチャ早口イタ語とギターの短音ソロ、そしてサビのスネオ声がオモロいっす。また、CDのボーナストラックでは2ndアルバム収録の『Pubblicita』、『Alla Nostra Eta』、『La Bionda』なんて名曲の別バージョンが聞けるので嬉しいです。しかもコーラスがカワイイ…。
 それにして初期作品と言う事で泥臭さもあって良い作品ですね。ちなみに最近ライブ盤が出た模様で、ちょびっと気になります。そんな訳でオレにとっては最高なDEROZER゛。(04/Jan)
DEROZER  『 BAR 』  CD  (DEROTTEN)
 パチョーり、パバッロッティ、愛するカルチョの国イタ〜リアでVICENZAのDEROZER、95年リリースの多分1st『BAR』です。DEROTTENレコーズはDEROZERの自身のレーベルらしいです。 ジャケットもアホらしく音のほうはもうバッチリでしょう。 でもこのジャケット見ているととっても僕のPOPPUNK心が温まります。
 このバンドは結構イタリアではなかなか有名らしイ。 そう言えばPANICレコのコンピ(イタリアvs世界)なんかにも参加してますね。
 このDEROZER゙の特筆すべきところは、ナンと言っても3rd〜4th辺りのWEASEL先生スタイル!しかもイタリア語で歌っているところです。ジャケットの中にはラモーンズのメンバーやS・WEASELの『MY BRAIN HURTS』の写真なんかをパクッたフライヤーがあります。
 メンバーの面のほうも結構恐いというか犯罪者顔です。ギターの人なんてボウズで、おっかないほどメチャメチャ強そうです。
 音のほうは、結構1stらしく少し荒削りです。ソニックイグアナのようなガッチリした音ではなく、これはこれで味があります。でも単音ソロも効いていてやっぱイタリアだよな!と思わせてくれます。スピードの方は凄く速いわけではないんですが、大体8ビート〜2ビートと心地の良いテンポです。「ウォウォ〜」とか歌っていてナカナカええんでないの!とにかく伊太利亜らしいね。(03/May)
DEROZER  『 ALLA NOSTRA ETA 』  CD  (KOB/Mad Butcher)
 DEROZER"の1998年リリースの2ndアルバム。ボクがDEROZER入門盤としてもってこいの一枚。相変わらずのイタリア語でいて今作はアンレマ〜の12曲!
 本作は前作と変わらないSCREECHING WEASEL路線なのですが、細かなところに注目すると前作よりも音が良くなり、メロディも聞きやすくて、程よいテンポの曲で聴きやすい作品だと思います。。
 もちろん疾走感もバツグンですがカッコイイぜ〜!って感じより、アホッコイイ!って感じのソング満載です。また、従来のイタリア語以上にコブシ効いていてパンチきいてて、いや〜コリャ最高だね〜うっほっほ。
 特に『PUBBLICITA』、『EQUILIBRI INSTABILI』あたりも良いね。『RADIO』は聴いていてイモ堀に行きたくなってきます。『LA BIONDA』も「la bionda〜珍クウェンチェントォ〜」と歌っていて聴きながら怪しく笑ってしまうので、変態に間違えられてしまうおそれがあります。よって、公の場、電車に乗って聴く事ができません!
 おーっとっと、あんまり期待持たせちゃうといけないのですね。と言うのも、純粋に切なさと言った良質のメロディをこの手の音楽の感覚と感じる人には厳しいかなぁ…とも思えるけど、病気の人にはオススメです(笑)。ボクはこのアルバムがDEROZER"の他作よりも歌える感があってオススメっす。(03/Nov)
DEROZER // GLI IMPOSSIBILI 7" (KOB)
 イタリアの3コードPOP PUNKスプリット。リリースは99年ですね。それにしてもこのジャケットはナメック星人みたいですが、相変わらずのDEROZERジャケですね。
 Derozerはイタリア語で歌うRAMONE PUNKバンドではもはや重心的存在ですね。また、IMPOSSIBILIもコンバースに革ジャンなスタイルなのですが、格好よりも音が気になってしまいます。そんな友情スプリット!!!(各2曲)
 DEROZERはココでも相変わらずのスタイルで単細胞Likerなボクとしては軽くOKですが、やっぱ2ndアルバムをプッシュしてしまいます。まず1曲目の『Sono Come Te』のサビのコーラスを聴いて1st7inch(B面)のDISGUSTEENSの雰囲気を何処かに感じました。
 IMPOSSIBILIはDEROZERまで音色がガッチリしていないものの、1stアルバムよりはスキです。1曲目のバックコーラスがWEASEL先生の『Veronica hates me』の『ウォオ、オ、オ、オ、オ、オ〜♪』を丸々引用しているので取っ付きやすい感じがしましたね。2曲目はSuzannaについて歌っていて(誰?)、終わり方を聞いてココでもお顔がニンマリですね。
 そんなイタリアのWEASEL路線のスプリットであります。とまぁ普通に良いです。
DEROZER  『 MONDO PERFETTO 』  LP  (KOB/Mad Butcher)
 ボーカルのツラがカントナ〜ルカレッリ直系なDEROZER"!あ、あらら?どうしたの?前作とは打って変ってのシンプルジャケット。これを成長と取るべきなのでしょうか?付加価値として見ると淋しいですね〜。
 でもよ、オラ達のレコードの本質に変わりはねえはずだ!(セット完了)な、なヌー、疾走感のあるサウンドでTEENIDOLSのようなメロディアスなラモ−ンズを展開してくれています。アルバムとして前作の方がシンプルな印象ですな〜。
 本来ボクは走っている曲は好きなのですが、前作のような面白さに欠けている印象を得ました。とは言いつつも曲によっては『グッ』と来る曲もありますよ。
 (03/Nov)

RECORD STUDY