APERS

『 CHROMOSOMES // DEH PILLS 』 7" (SuperSonic Refrege)
 イタリアのSURF POP PUNK対決。95年リリースの3曲入りです。SURF×RAMONEビートなノリが抜群なCHROMOSOMESが嫌いな人いるんかな? 
 あら、なんてカワイイジャケットでしょうか?
この頃からSURFを感じさせる60’SコーラスとPOPセンスが感じられます。また、2曲目の淋しいギターの短音ソロが奏でる浜辺に取り残された感が漂うメロディーも健在です。
 3曲目はCHROMOSOMESらしい3コードとウォ〜ウォウォウォウォ〜コーラスが前面に押し出された夏全快の曲で最高ですね。今聴いても、やっぱ良いね。
『I'm so stupid』 7" (SupreSonic Refrige)
 前作と路線は変わらず安心のSURF PUNK路線で3曲入り。
サンクスリストにRANCID、DICKIES、GREEN DAY、HARD-ONS、BEATNIK TERMITES、GREEDY GUTSクレジットされているのも嬉しいですね。
 90年中期のイタリアのLASPEZIA POP PUNKはRAMONES〜SCREECHING WEASEL、QUEERSの影響に60年代USのPOPセンスが混じっていて、時折80usハードコア張りの疾走感があるバンドが多くて最高だと、この歳になっても痛感したのであります。
 全曲最高の出来ですね!
 『 INST-DL EP 』 7" (PAPPA&CICCA)
 99年リリースで、ここにきて音質も良くなってきてSURF色〜夏色が強くなっています。
 前までの少しばかりスコスコしている音もイイですけど、本作は歌に重点を置いている感じで『DO THE SURF!』って感じです 
 軽快なビートにみんなシンガロングでサーフコーラスもバッチリで単音ソロでこりゃまたバックコーラスの「フゥ〜ゥ〜」が俺を夏の浜辺の夕暮れに連れていってくれます。
 もちろんそこにはあの子が…と夢見ごこちな〜気分♪で、しっくりと歌い上げる極上ソングで「ウォ〜ウォ〜」で一時の夢を見させてくれます。
 このシングルは夏にメチャメチャ聴きたい!Sonic Surf Cityといい、このバンドといい、ラモ−ンなビートと3コードとサーフコーラス。この手のバンドはホント大好きです。 随時この手のGoodなバンドの情報をお待ちしています。切実・・・。
V.A 『SURF PUNK LATIN RUMBLE』 7” (No Tomorrow) 
 90年SURF POP PUNK重要コンピ。3曲入り。一曲目はcrimpshrineのようなイントロで始まるインスト! 
 2曲目はスピーディなビートに、歌も良しコーラスも良しと言う事無し!ビーチをかけずり回っている俺がいます。 INSTA−EPが好きなら確実KOですよー。 
 そんで3曲目、Aメロからこれも本当にヤバイです。SURFER BABYって曲なんだけど、疾走感があってもちろん俺を大西洋へと連れてってくれます。
 ホンと疾走感あって、歌メロ最高だし。ボーカルも微妙に掛合いっぽさがあるしコーラスも活かしてるこの時期が最高潮です。
『...More time to relax!!』 CD (Sea Stars rec)
 99年フルレングス。あ〜99年なんて9年前カヨ!な12曲入り。
 今作より路線は歌メロを聴かせる路線で、1ッ曲目からレディーのコーラスが入っているので更にあま〜くキャッチーに感じます。Little Juliaとか最高ですね。POPPUNK〜POWERPOP愛好家には最高のミレニアムプレゼント。
 ジャンル関係なくとても聴きやすい一枚ですね。
『Chromoterapia』 CD (Mabel records)
 あれ?まだやってたのか?と言う感じだった2005、2006辺りにリリースされた12曲入りアルバム。
 変わったことと言えば、歌がイタリア語になった事。そして、初期のような60'sアメリカンPOPの影響は後期になるにつれて薄れてきましたね。今回はサーフ度と言う観点でみると、ジャケット写真同様に工業化で崩壊した感じですよ。
 2000年代のイタリアンPOPPUNKは簡単に言うとGREENDAYのようなシンプル路線にイタリア語ってスタイルが多くて、聴いてて悪くは無いんだけど、普通に感じてたのであんましインパクト強くない印象でした。90年代のfeel like 60's路線があまりにも好きだったからですね。
 ふっつーに聴き易いけど、以前の作品がボクは好きですね。

RECORD STUDY