APERS

『 BLAST-OFF 』 (That's Entertaiment) 7inch
 93年ノルウェーのTEENAGEロックンロールクレイジーが放つ初期の一枚。ノルウェーのPOWER POPレーベルThat's Entertaimentより6曲いりリリース。
 今作はガレージ…ロックンロール調を髣髴させるBRATS。メンバーによって作る曲調が異なる感もあるのも事実。特にNUGGETSでも活躍したNILS(Guで綾小路君麻呂似)や北欧のミスターマリックことMAGNUM、Larsen(Base)の曲は勢いあるなロックンロールが多いですね。
 しか〜し…このバンドEGIL PINAS(Gu)の作る曲に尽きます"""!!!!3コードでシンプルなんだけど流れるようなメロディで泣けるギター単音ソロやRAMONESを基盤にしたPOPPUNKを聞かせてくれます。と、言っても彼の曲は6曲中1曲収録なんですけどね。
 いや〜Basement Brats…この当時から曲のクオリティ高いですね。
『TALES FROM THE BASEMENT 』 (SCREAMING APPLE) LP
 94年リリースの10曲入りミニLP!いや〜BASEMENT BRATSキター!!!
このミスターマリック似のMAGNUMの声…カッコいいとは言えないど何故か落ち着くのです…団塊の世代に言わせる船越栄一郎的な存在感…
 初めてBRATSを聴いたとき…当時18のガキだったぼく(あまり、POWERPOPとかGAREGEを聴いてなかったなぁ…)はSHOCK TREATMENTとかのめちゃくちゃ突っ走ってるタイプにはまっていたので…正直BRATSには何か違うなぁ…と思っていたのですが、社会人になったある日、改めて聞き返してみると…この素朴な感じが何故か愛らしく虜になってしまったのであります。
 それにしてもPINASの曲は本当にマジシンプルなんだけど、ノリがあってPOPでシンプル3コードを基盤にしていて最高です。『Teenage Frustration』『Better be going』『Weird boy』、いや〜それ以外も素晴らしい突っ走ったり…涙ありの名曲盤ですよ!Thanks NORWAY!!
『 BRATBEAT 』 (SCREAMING APPLE) LP
 キター!!ビートルズを思わせるが映っているのはどう見てもMRマリック〜96年リリースアルバム。ほんとMAGNUMインチキマジシャンなルックスで怪しいな…
 中身は疾走感のあるPOWERPOPソングで始まり、POWERPOPナンバーあり…突っ走るROCKN'ROLLナンバーありの今作ですが前回のミニLPの延長線上のPOWERPOP路線となっておりますね。
プロデューサーはお馴染み北欧の名プロデューサーKAI ANDERSEN。やっぱり落ち着くHAPPYメロディ…90年代のPOP PUNKはホンとにカッコいいバンドに溢れてたよなぁ〜!!って心から思うよ。
『 SHINING DOWN 』 (SNEAKER) 7inch
 96年リリース!頻繁なリリースは無いもののGOODなリリースのレーベルSNEAKER!!3曲収録で音質的にBRATBEATアルバムより前の録音にも感じますね。
 このシングル何を隠そう大名曲『Shining Down』収録!!いや〜この曲、、、素朴なMAGNUMの声にPINASの極上のメロディライン、とどまる事のない8ビート。そして、ギターの単音ソロでは一気にノルウェーの森へと連れてってくれるようなメロディ…
 シンプルで素朴だけど何故か熱さを感じる一曲となっております。そしてBRATSは力尽きたように…
『 CURSE OF THE BRATS 』 (1+2) CD
 96年日本が誇るGOODレーベル『1plus2』からシングル『BLASTOFF』シングルと『TALES FROM THE BASEMENTS』MLPに未発表曲を加え、計25曲入りのお得な一枚。メンバーの写真もめちゃ若いね〜。SONICSのTシャツ着てます。
 頭から未発表曲が多くPOPだけど音が少しショボイので初めて聴く人は9曲目あたりからがオススメのラインに感じてます。
 それにしても当時のノルウェー…KWEYT KINGS、YUM YUMSといい正にPOWER POP王国に感じます。
『 HAPPY SOUND FOR DANCING 』 (Screaming Apple)7inch
 MAGNUMがメンバーから外れて…PINASがボーカルをとりはじめ…そんなBRATSの96年リリース。何枚目だか分からないリリースですが、『TRASHMAN』と『TAKECARE』の2曲いり。
 『TRASHMAN』はドラムのMADS BRADMAN HUSVIKの3コード爆走ロックンロールアタックで疾走感のある一曲。
 そして、PINASの『TAKECARE』はミドルテンポで哀愁ある歌物。聴き返すとなかなか染みるいい曲ですね。さよならMAGNUM。
『 ONE NIGHT BITCH 』 (No Tomorrow) 7inch
 96年NoTomorrowリリースのScandinavian Beautyな2曲入りシングル。A面の『One Night Bitch』はPinasとしては珍しいような爆走がかったROCKNROLLナンバーですね。そして、B面『She loves me』はNUGGETSでもお馴染みNILSの作品です。こちらも疾走感あるロックンロールナンバーとなっております。
 これはこれでよいですが、明らかにMAGNUMがいた頃のPOPを感じる路線とは異なりますね。
『 It's All Right / Happy Girl 』 (Rapid Pulse) 7inch
 97年のアメリカリリース。意外なリリースですが後期BRATSはTURBONEGROばりの疾走感あるガレージロックンロールな曲をプレイ。NILSの作品『It's All Right』も突っ走ってます!
 そして、Screaming Appleシングルの『TAKECARE』を彷彿させるようなPINASの『Happy Girl』ではスカ調のイントロとギター単音ソロがホッとする…聴けば聴くほど味が出る哀愁ミドルナンバー。
 そんなBRATSの後期シングル…決してヘビーローテーションとは言えませんがいい味だしてます。
『 I HATE IT 』 (SNEAKER) 7inch
 97年リリース。知る限りではラストリリース。そして最高のジャケットでもあります!!『I hate it 』『 Stupid 』とどちらも3コードロックンロールタイプの曲。後期のBASEMENT BRATSはシングルリリースラッシュ!で幕を閉じるのです。
 そして、その後メンバー・・・NILS、MADSがワンダーPOWER POPサウンドでブレイクしたNUGGETSでプレイ、そしてMADSはSWEDENに引越してJAMの曲名からとったCARNATIONに在籍ししてます。
 現在そのほかのメンバーはローカルな活動ながらRASKENとEGIL PINASはDIESELDYRAと言うロックバンドでプレイ。NILSはHowlin' MamaでTURBONEGROっぽい爆走ロックンロールをプレイ。そしてMAGNUMはDeluxe 66と言う謎のバンドでプレイ。
 このシングルもあまり聴きませんが…やはりBRATSは『TALES from the Basement』〜『Shining Down』までが最高ですね。
RECORD STUDY