当山の七面大天女は、日本一の富士山を越え
身延の七面山と向い合う、大変御利益の戴ける
七面さまです。
   

 ◎毎月19日午後2時よりお経日   
 (お経の読み方・和讃等指導)
     
七面堂より見渡せる右写真、館山市内。
左写真、館山城。
天気のいい日には、富士山が見える絶景。
七面天女の由来
 七面天女の本地は「しゃから龍王の姫君」です。此の龍女が法華経提婆品の時女人として初めて真の成佛を御釈迦様から御許しを受けました此の時の御誓いに「我大乗の教をひらいて苦の衆生を度脱せん」と申されました。其の時の誓願に基づき大乗教弘布の日本国に飛来して甲斐国巨摩郡波木井郷の山深く七面山の霊獄に年久しく住み給い日蓮大聖人の御降誕を御待ち申して法華経弘通の御生涯を御守護なされました。我が国で初めて御姿を現はし給ひましたのは日蓮様が身延へ御入山なされて百座の御説教の時で其の際末法総鎮守の御誓言をなされたと傳えられて居ります。七方開け一方閉ずる七面山に御勧請申したので御名号を七面天女と申上げます。
 御尊像は福徳圓満の相好麗しき若き女神の御姿で厳上に御腰を懸けられ右手に施無畏(鍵)を持ち、左手に(如意宝珠)を持たれて居ります。(鍵)は末法の世に一切衆生のため大乗の蔵を開きて大なる功徳を分ち與へ、(如意宝珠)は無限の福徳を授けんとの意味を現はし給ふ事です。
 されば病気で御苦しみの方、精神的にお悩み有る方、経済上御苦労なさる方、其の外心願の達成を切望なさる方は一心に御信仰なされば御利益は顕著であります。
                                                 昭和26年9月19日 作
安布里山の七面堂