木工駆け込み塾


木工具の種類と用途

【削る】
鉋 
荒仕工鉋 刃幅48mm 荒削り、減らし 面取り鉋 材の角を削る鉋で各種あり
中仕工鉋 刃幅54mm 平面出し 際鉋 溝の壁を削る鉋で左右一式
上仕工鉋 刃幅54〜65mm 仕上げ 溝突き鉋 溝掘り 溝幅に合わせて各種
長台鉋 刃幅54mm 直線出し、木口削り 丸面鉋 材の木端を丸く削る鉋 外丸鉋、内丸鉋
台直し鉋 刃幅36〜48mm 鉋台の下端調整、唐木削り 豆鉋 細かい部分を削る鉋 多くは自作
反り台鉋 刃幅48mm 曲線、くぼみ削り その他各種あり 必要に応じ用意

大入れ鑿 (刃幅1分=3mm〜1寸4分=42mmまで)ホゾ穴加工その他 丸鑿 くぼみ削り
しのぎ鑿 (刃幅3分=9mm内外)蟻溝の調整削り

小刀類

くり小刀 切りだし

【切る】

両刃鋸 縦引き,横引き 240mm=通常の部材切断 270mm=木取り用 あぜ引き 溝加工
胴突き 組み手加工、横引き 回し引き 円、曲線加工
ホゾ引き 組み手加工 縦引き 糸鋸 曲線加工

【測る、墨付け】

スコヤ 直角計測、墨付け (金属製 妻出が太くしっかりしたもの) 白書 加工用の正確な墨付け
留め定規 45度の計測、墨付け (唐木製が良い) 卦引き 部材の厚さ、幅を決定する 鎌卦引き,筋卦引きなど各種あり
蟻定規 蟻の墨付け(76度内外)自作のこと 鉛筆 Fがおすすめ 勝手墨用に2Bか色鉛筆
金尺 150mm〜1000mm(300mmと1000mmは必須) 色鉛筆、チョーク 木取り,勝手墨用
ノギス 部材厚の細かい確認、ホゾ穴深さの確認 下端定規 鉋の下端を測る2本1式の定規 檜製(四方柾)

【図面作成】

T定規 直角 方眼紙 製図
三角定規 大型のもの1セット シャープペン 0.3mm
コンパス 円を出します 消しゴム 製図用の良質なもの(ステッドラーなど)
図面台 ガラス板での代用も可

【たたく,打ちこむ】

ゲンノウ 300g〜400gで自分好みの重さのものを2本(軽目と重め)。
良質のものを選ぶ。柄は自作して仕込む。
木槌 鉋台を傷つけない
釘締め 鉋刃の裏出しに使用 ゴムハンマー 仮組みのときに使用。
金床(レール) 鉋刃の裏切れ時、裏金の高さ調整に使用

【穴をあける】

三つ目錐 細く、深い穴を掘りあける。 三又錐 軟材に大きな円筒状の穴をあける。
四つ目錐 小さい穴を掘りあける クリックボール(繰子錐) 作業が迅速かつ、正確にできる。
坪錐 円弧の大小に応じた、円筒状の穴。 木工ドリル (3m〜36mmまで必要に応じて)

【締めつける、接着する】

はたがね 750mm6本 小さいものを数セット用意 木工用ボンド 矧ぎ、部材の接続箇所等に使用
Gクランプ 材を固定 歯ブラシ ボンドを延ばす時に使用
Fクランプ 材を固定 竹へら ・・・
木工用万力 工作台に取り付ける万力。 あて木 材が傷つかないように。
真田紐 台輪,額縁の締めつけ接着に便利

 【研ぐ、磨く】

荒砥 金剛砥石 ダイヤモンド砥石 刃こぼれの直し グラインダー 鉋刃の耳落とし、その他
中砥 キング800〜1000番 通常の刃つけ 三丁用意して平面保持 油坪 竹製で自作 椿オイル使用
仕上げ砥 キング5000〜6000番 天然砥(すいた、) ヤスリ 平,丸など数本用意
金盤 鉋刃,鑿の裏押し用 サンドペーパー 150番〜1000番まで(3M社製) 耐水ペーパーもあれば便利
名倉砥 仕上げ砥の砥面調整用 あて木 下面にコルク張りつけ