木工教室 木工駆け込み塾
last update Apr.25,2015
木工駆け込み塾
注文の取れる家具工房をめざす方のための実戦木工塾
山桜の無垢。ただ一人の女性のために。
「自分のために使いなさい、と母が遺してくれたお金で自分専用の作業テーブルと椅子を作ってほしい。材は日本の桜で。」
と言って一人の女性が工房に現れたのが昨年の秋。製作チームはテーブルと椅子の二手に分かれ、まずは桜材探しから始めました。
業界で桜といわれる材は実は樺の木がほとんどで、本物の桜材は簡単には手に入りません。ネットや木場をさんざん探した挙句、
運よく耳(表皮部分)付きの材が手に入りました。ところがスタッフから、耳を生かして厚いまま使いたい、という声が上がりデザインを変更して
注文主に相談するとOKの返事。椅子は椅子でアームの形などは好きに作らせていただきました。その上、納期も一月遅れ。
こんなに甘えさせてくれるお客様はそういるものではありません。納品時に「母も喜んでくれるでしょう。」という言葉にみんなもらい泣きしてしまいました。
塾生日記へ
2003年に卒業したケンのHPです。
木工駆け込み塾の兄弟サイトです。
by woodwork NAGAO
today