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シュラウド インナーバレル |
銃という道具にとってこれほどの重要項目はないでしょう。
CTCで取り扱う銃身は数カ国から取り寄せたブランクス 銃身です。
ブランクスとは何も手を加えていない元の銃身であり、CTCでは20mm径が在庫されております。
この銃身を、目的に合った太さ長さに、慎重に削り込んでいき、加工銃身となります。
輸入して、どうしても気に入らない既成銃にはこの銃身を使い、仕上げてから販売いたします。
空気銃の銃身腔内というと、全て先端数センチに絞りを施してありますが、
全ての種類の空気銃に当てはめるのは、まったくのナンセンスな行為と我々は体験的に知っております。
例えば、.22リムファイアー(SB・スモールボア ライフル)などには、この縛りは施しておりません。
ではなぜ空気銃に施してあるのでしょうか。
それは、空気銃の弾速は遅いので、もっと弾速を上げたい期待から、吹き矢の応用で、先絞りとして最後の一吹きに期待したのでしょう。
しかし、現在のハイパワーにおいては、その様な構造は要りません。それは 弾速がSBに
かなり近いからです。
勿論、我々は初期段階からテストを繰り返し、その考えが正統であることを突き止めております。
ツイストも同様です。殆どのメーカーはワルサー銃身となり、ツイスト1−16(一回転に必要な長さ)が圧倒的に普及しております。
(しかし、ワルサーと、どこに明記してあるのでしょうか???まったく不明瞭な世界です)
ハイパワーもローパワーも同じツイスト、何か人を馬鹿にしているように感じてしまいます。
CTCでは、その銃に最適なツイストを体験的な見知から見出し、使用目的に有効でスムースな加速を実現しております。
40ft-lbs以上のハイパワーでは当たらないと言い続けていた業者さん方 今では売っておりますよね。
空気銃でもパワーがいくら有っても当たるように設計すれば、当たるのです。何せ、古今東西にはその証拠がいっぱい有るのですから。
US−Barnes社などではライフル並のパワーで、スラッグ弾を200ヤードに向けて撃ちます。
グルーピングは3発1.5インチ。
そのかわり、数発ですぐに銃身腔内クリーニングを徹底いたします。銃身は70cmの長大です
(銃身とは加速機なのです)。そして、圧力は200k以下で十分なのです。この現実は、充填圧を上げてもハイパワーとはならない良い例でしょう。
それは火薬の膨張速度より、空気圧伝達速度は遥かに低いからです。
それを補うのが銃身であり、長くなります。我々が可能な限り長い銃身を求める理由がそこにあります。
このたび金属ブラシによるクリーニングにも耐える事を保証する銃身を導入しました。
今までのほとんどの空気銃銃身には、そのメーカーで作られた証である刻印はなく、例えワルサー銃身と空気銃メーカーが賞賛していても、
果たして金属ブラシに耐えられるものか心配で、布やフエルトなどの柔らかい材質によるクリーニングを心がけてきたのが常でありました。
鉛の付着による着弾精度の影響は、口径とパワーが大きくなるに従い顕著にその傾向が現れてきます。
「最近になって着弾の乱れがあり、いくらソフト クリーニングを試みてもその現象から離脱できない」
その様な時には直接付着物を強引に落とし去る金属ブラシを使いたくなります。
このたび導入いたしました銃身は、最も使用頻度の高い口径5.5mmです。
他の口径はありません。そしてこれからの空気銃界の主力となるシュラウド(二重銃身)用に、細い仕上げとなっております。
つまりこの銃身はインナーバレルとして使われます。
どうしてもシュラウドでない太い銃身をご希望の方には、
この銃身にスチールまたはアルミ材圧入アウターにより完成させることが可能です。 |
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